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丸山 龍治; 山崎 大; 海老澤 徹*; 日野 正裕*; 曽山 和彦
Thin Solid Films, 515(14), p.5704 - 5706, 2007/05
被引用回数:43 パーセンタイル:81.73(Materials Science, Multidisciplinary)中性子スーパーミラーの開発は、中性子散乱実験において利用可能な中性子強度を著しく向上させることができるので重要である。これまでに、高反射率化及び高臨界角化のための数多くの研究がなされてきた。われわれは、密度が高く結晶粒の小さい成膜を可能にするイオンビームスパッタ法を用いてスーパーミラー開発を行ってきた。イオンビームスパッタ法は上記のような利点を持つものの、成膜レート及び成膜可能面積が小さいという弱点を持つ。新しい核破砕型中性子源(J-PARC)において用いられるスーパーミラーを用いた光学デバイスの製造のため、直径500mmの成膜可能面積を持つ新しいイオンビームスパッタ装置が導入された。成膜可能面積全体に対する成膜レートはほぼ一様であることが確認されており、現在はこの装置を用いた高臨界角Ni/Tiスーパーミラーの開発が行われている。成膜されたスーパーミラーの反射率は、3で82%, で66%, で23%であった。
山崎 大; 盛合 敦; 丸山 龍治; 田村 格良; 海老澤 徹*; 曽山 和彦; 武田 全康; 日野 正裕*
no journal, ,
現在JRR-3ビームホールC2-2ポートにおいて建設中の中性子反射率計SUIRENが、この夏より稼動を始める。本発表では、この装置の仕様・性能と既に行われたテスト測定の結果及び将来の整備計画について述べる。この反射率計は波長3.8の単色中性子を使った装置であり、強度は角度発散を0.08degまで絞った段階で2.810n/cm/s、バックグラウンドは4.510n/sである。試料は縦置き型で、高分子,磁性薄膜,中性子制御素子などの測定に有用である。テスト測定では、おもにJAEAで開発した中性子ミラーやミラー用基板の測定を行っており、10までの反射率が測定できることがわかっている。将来は、偏極中性子の利用,位置有感型検出器の導入,中性子集光系の開発などを計画している。